住まいのリフレッシュ

リモデルのススメ

住宅も建ててから5年10年と経つといろいろな傷みが出てきます。また長い間暮らしていると住宅に対する不満がたまってきます。あなたの家は大丈夫でしょうか・住宅の傷みの補修、交換、不満の解消、さらには2世帯同居や趣味の部屋を作るなど豊かな生活を実現することもできるのがリモデルです。リモデルを行うことによって暮らしやすさの向上、建物寿命の延長、障害の解消、気分の一新が図られます。リモデルで快適な暮らし、将来の安心を手に入れましょう。

リモデルのポイント

日頃住宅の傷みを気にしていたり不満をもっていてもリモデルのきっかけをつかむのは難しいものです。特に建物の傷みは具体的な障害が表面化しなければ手を付けにくいものです。しかし建物の傷みは表面からは判らないところで進行していることもあり、日頃からの注意深い観察が必要です。
リモデルを行うにあたっては、部位の関連を考慮しておく必要があります。水回り(台所・浴室・洗面)は給水給湯設備がつながっており、生活の上でも密接な関係があります。また、外装の工事を行うなら断熱性能の向上、窓の更新なども関係してきます。玄関周りでは風除室・アプローチ・車庫が関連します。それぞれ関連の深い部分はまとめて計画し、一度に工事を行う方が効率的に工事が行える事も多く、工事期間の短縮・費用の削減・機能の向上が図られます。

 


リモデルの目的と方法
 

 断熱改修

ここ10年くらいの間に断熱性能や、工法は大きく進歩し、現在の新築住宅の断熱気密性能・耐久性のレベルはかなり高いところにあります。リモデルでも断熱改修の仕方によっては性能的にかなりのレベルまで向上することができます。結露やカビなどの障害がある、家の中が寒く感じるようになった場合は早急にリモデルが必要かもしれません。室内環境の向上・耐久性の向上はもちろんですが、エネルギー資源の節約や自然環境の保護のためにも断熱改修を行うことが勧められます。

 外装の改修

住宅の外側をつつむ外壁材の屋根材、窓やドアは清掃や塗装などの手入れを定期的に行うことで寿命が延ばせますが、いずれ更新などの大きな修繕や改修が必要になります。こまめに点検し、早めに修繕しましょう。

屋根材やサイディングのような外装材の修繕や改修は、傷みが他の部分の傷みを招くような状態になる前に行う必要があります。さび、穴のある屋根材や、凍害で割れ、剥がれの起きたサイディングは、雨水や融雪水が侵入して構造材を傷めますから、速やかに取り替る必要が出てきます。改修はよりよい性能を目指すためのものですから、外装材を傷める原因を取り除くことも必要です。


 間取り

何かと手狭になった、2世帯同居の計画がある、子供が独立してしまった、高齢になってきたので、暮らし易さを向上させたいなど、間取りの変更を行うようなリフォームの場合には、リモデル後の暮らしのイメージをハッキリさせることが大切です。

 水廻り・設備

水廻りは家事の中心であり、狭い空間の中にたくさんの機能、収納、設備が収められます。設備などが傷んで交換するようなときは思い切って他の部分の使い勝手の向上も図るのも良いかもしれませんね。

 雪処理

事故につながるような落雪障害、危険なアプローチや階段などがある場合は早急な対策が必要です。また「身体的に除雪が苦になってきた」、「駐車スペースのために除雪面積が増えた」など雪がらみの問題が冬になるたび気になっているようなら対策を考える必要があるかもしれません。


リフォームの進め方の例

問題点を明確にする


住宅の中で何が問題となっているか、どの部分を直すか、直すべきところとそうでないところの仕分けと関連を明確にし、リフォーム後の暮らしのイメージを作ります。
 

リモデルの方針を作る


予算と相談しながら、今どこをリフォームするのか考えます。できれば将来計画もあった方がよいでしょう。
 

業者を決める


リフォームの出来は業者によるところが大きいものです。信頼できるかどうか工事費の提示は適当か、能力やセンスがあるかなどをよく見極めてください。こちらの話をさっぱり聞かない、専門的な知識やアドバイスがないような場合は業者選びを見直すことも必要です。
 

リフォーム内容の決定


工事の詳細を決め予算額を決定します。この時点では工事途中で変更がないよう充分に検討されている必要があります。特に、表面から判らない部分の状態、出来上がり後の使い勝手などに注意してください。決定したら業者と工事契約を結びます。工事契約が複数の業者になるときには、それぞれの工事分担をハッキリさせておくことも必要です。
 

工事計画


リモデル工事は一般に住みながら行います。上手に計画しないと長い間不便な生活を強いられることになります。
 

工事


工事途中の変更は費用、変更内容など口約束ではトラブルの元。きちんと書類を残すようにしましょう。
 

お引き渡し


全ての工事が予定どおり終了したかどうか、手直しなどはないか、またアフターサービスについても確認しましょう。
 

新しい生活


住宅をリモデルしたら住まい方も変わります。例えば断熱改修を行えば、暖房方法での対応や暮らし方での水蒸気への配慮が必要です。設備や間取りが変われば必要なもの不用なものが出てくるはずです。そういう整理をきちんと行い、リフォームの効果を充分に引き出す暮らしをしていくことが大切ですね。
 


なんでも『楽しく』が一番ですよね♪ 

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